開発経験ゼロで入社して、研修を受けたその日に営業システムを作りました
「AIを使えるようになりたい」と思っている人は多いと思います。ただ、実際に使えるようになる人と、そうでない人の差はどこにあるのか。その答えを、入社前はChatGPTを少し触る程度だった人が、いちばんはっきりした形で持っていました。
インタビュー本編(約29分)。以下の記事は、この動画の内容をまとめたものです
担当は営業からカスタマーサクセスまで。それに加えて、社内で使う営業CRMや日程調整ツールを、自分で開発しています。プログラミングの経験は、入社時点で完全にゼロでした。「勢いがある人」「手が動く人」という言葉が、話の中で何度も出てきます。
出版取次の営業から、教育系SaaSを経てSaixへ
これまでのご経歴を教えてください。
田島一樹と申します。新卒で入ったのは、出版取次の会社でした。書店さんの売上をどうやって上げればいいのかを考えたり、「今週はこの書店さんに週刊少年ジャンプを何冊送るか」という配本数の調整をしたり。そういう営業まわりを1年やっていました。
そのあと1年フリーランスとして活動して、教育系のSaaS企業で3年、また別の教育系SaaS企業で1年働きました。そこからまたフリーランスを2年やって、2026年の5月ごろにSaixにジョインさせてもらっています。
これまでもスタートアップの立ち上げに関わっていたそうですね。Saixに入ってみて、違いは感じましたか。
そもそもスタートアップの業界にいたので、いわゆるベンチャー企業で、特に整備されたものがあるわけではない中でやっていく、という点は今までのキャリアと大きく変わったものはなかったかなと。
むしろSaixのほうがまだできて浅いところもあったので、いろいろ一緒に作っていけるという部分では、前の会社で「どうやってやったらいいのか」を楽しみながらやってきた経験を活かしつつ、楽しく一緒に作っていく。それが今はできているのかなと思っています。
「AIを使える人の隣で働ける」という決め手
入社前は、AIをどのくらい使っていましたか。
Saixに入る前のフリーランスの時に関しては、ChatGPTやGemini、あとはGensparkといったツールを使って、メールを一部プロンプトを書いて作らせたり、資料をGensparkに投げて作らせたり。その程度でした。周りの人と比べたら「ちょっとはAIを触っているほうかな」というくらいのレベルですね。
プログラミングやツール開発の経験は。
完全にゼロです。全くやったことがなかったので、たぶん驚かれると思います。
「フリーランスの時も、自分で作ることができなかったので、人にやってもらってお金を払っていたんです。正直に言うと、もっと早くSaixに入って自分でやったらよかったのにな、と今は思いますね」
AIの会社は他にもあると思います。なぜSaixだったんでしょうか。
もともとスタートアップで働いていたので、なるべくできて間もない環境で、自分がそこに対してバリューを発揮できるかを探していた、というのが1つ。もう1つは、やっぱりAIの会社だったので、自分がAIを使ってもう少し楽になれたらいいな、AIを使えるようになりたいな、という思いがありました。
できて間もなくて、かつAIを学べる環境。そういうところを探している中でSaixを知って、お話ししていく中で「ここだったら自分のスキルをもっと高められるな」と。代表と一緒に仕事をすることが多くなるので、AIを使える方の隣について学べるところも、成長のポイントとしてあったかなと思います。
担当は営業のほぼ全部。提案から契約、伴走支援まで
Saixで担当している仕事を教えてください。
主に営業まわり全般をやらせてもらっています。お客さまに実際にお話をして、ご相談をうかがって、受注から契約を巻くところまで一連です。会社さんによっては、カスタマーサクセスというか、伴走するところまで一緒に入らせてもらっています。
入社して最初に任された仕事は。
最初は営業のご相談のところからですね。AIの知見がまだない中で、まずは営業のご相談に同席していってキャッチアップしながら、実際にAIも触りながら、それを教えてもらいつつ、でスタートしていったのかなと。
Saixは社内の距離がすごく近いんです。相談に入って教えてもらいつつ、自分で手を動かして「あ、こんな感じで作るのか」と。わからなかったら聞いてみる。「失敗前提」というか、「できたんだけど、これどうだろう」というところで社内の人に当てていきながらやれるので、間違いを恐れずに動ける。そこも大きいのかなと思います。
いちばんきつかったのは、お客さんの業界がバラバラなこと
逆に、きつかったことも聞かせてください。
AIを覚えること自体は、正直まったくきつくなかったです。研修用のアプリなども社内に用意されているので、そこは問題なくて。
いちばんきつかったのは、やっぱりお客さまの種類が全然違うことですね。小規模なところから大きな会社まであって、ニーズも全然違うので、業界知識がないと話せないところが一部やっぱりあって。
それは、どうやって乗り越えたんですか。
もちろん代表にも相談していましたが、基本は自分で実装できるというか。それこそAIなので、やりながらAIを使えるようになってくると、「この業界にはどういうトークが刺さりますか」というのを自分でAIを作ってしまって、AIと壁打ちしながらやっていく。
あとは回数ですね。数を増やしていくと、刺さるトークって意外と共通しているんです。「その業界だから」という話をしても、業界の話だけになってしまうと結局勝てない。そうではなくて、「この業種だったらこういう事例があるんですよ」「営業でのAIの活用はこうですよね」というお話ができるようになっていったのが良かったです。すぐに、というわけでもなかったですけど、1ヶ月くらいで定着していたと思います。
研修を受けたその日、4時間で営業CRMを作りきった
入社してから、営業用のCRMをご自身で開発されたそうですね。
営業していく上で、お客さまの情報を入れる箱、CRMのようなものはあったほうがいいなと思って。「やりたいんだけど」というところで会社に相談して、営業とは別軸で作らせてもらったものです。お客さまの情報を登録して、今どのお客さまがどのフェーズにいるのかを管理するツールですね。できない中で作った第1号、制作品の第1号がこれだったかなと今も思っています。
ツール開発の経験がゼロだったところから、どのくらいで作ったんですか。
入社してすぐに、Claude Code(コードを書けなくてもAIに開発を任せられるツール)の研修を一緒にやらせてもらったのが大きかったです。その研修が終わってすぐ、楽しくなっちゃって、その日に本当に4時間ぐらいぶっ通しでやって「これできました」と持っていった記憶があります。土台というかベータ版は、本当に1日か2日ぐらいで仕上がりました。
「半年前だったら、間違いなく作れなかったです。人に頼んでお金を払って作ってもらおうか、と思っていた。それが今は自分で作れる」
代表・杉田正直、あれは感動しました。ChatGPTを触る程度のところから、営業チーム全体で使うCRMを作って、運用まで持っていった。AIでアプリを作れる、ホームページを作れるという話は無限にありますが、ちゃんと作って全社で運用するところまで仕上げるのが、いちばん難しいポイントなので。
作れるようになったのは、やっぱり実際に勤務して、何よりもAIを学ばせてもらったのが大きいです。出社していれば代表が隣にいて、「これどうやってやってるんだろう」と画面を見ていれば「こうやってやってるんだな」とわかる。一緒に見ながら「じゃあちょっと真似しちゃおうかな」と。作り方のマニュアルももらえるので、そのマニュアルをAIに読ませて「こういうのをもらったから、これで作ってみてよ」とAIに指示していく。そういう関わり方ができたのも大きかったですね。
「これ、楽にできないかな」から日程調整ツールが生まれた
日程調整ツールも作られていますね。
営業でも打ち合わせでも、いちいち「日程どこですか」「空いてますか」とやり取りするのって、お互いに苦労するじゃないですか。そういう苦労を楽にできないかな、という僕の「楽にしたい」という発想からできたものです。打ち合わせをした後に「こんなのあったらいいよね」という話をしていて、「よし、帰りながら作るか」と。夜にやって、3、4時間ぐらいで仕上がりました。
代表・杉田このツールは今も僕が毎日使っていて、クライアントにも同じものを作っています。リンクを送るだけで日程が確定して、リマインドまで自動で入る。社内で作ったものが、そのまま商品にもなる。
自分で作れるようになっちゃうので、「これが大変だな」「この仕事、時間がかかるな」と思ったら、じゃあAIのエージェントを作るのか、開発でアプリを作っちゃうのか。自分で作ってしまったほうが楽になるんです。その発想がある人が、きっと向いているのかなと。「やってみよう」で実際に行動に移せて、それを作れる環境は揃っているので。
代表・杉田今では社内アプリがかなりの数あります。Claude CodeやCodexを学べる研修アプリ、採用の適性検査アプリ、マーケティングのアプリ、営業のアプリ、メルマガのアプリ、予約管理のアプリ。コンサルタントが自分でアプリを作ってクライアントにデモ提案して、それが通るという経験ができる。これから入っていただく方にも、ぜひやってほしいと思っています。
向いている人・向いていない人
Saixに合いそうな人、逆に合わなそうな人は、どんな人だと思いますか。
合いそうな人で言うと、「AIを使えます」とかよりは、勢いがある人。入って「どうやってやったらいいの」と自ら人に聞けて、聞いたものは自分でちゃんと手を動かす人がいいのかなと思っています。
行動力がある人は、わりとすぐ始めるし、すぐスキルはつくので。「能力が」というよりは、実際にすぐ行動して動ける人。できた・できないとか、失敗を恐れない人。変な開発ができちゃったとしても、別にそれは過程の中のことだと思うので、とにかく手を動かせる、数をやれる、行動できる人はすごくいいのかなと。
逆に、合わない人は。
ちょっと言い方があれかもしれないですけど、大きい会社の仕組みの中で動きたい、基本的には言われたことだけをやりたい、あまり自分で考えたくない、決められた日常を過ごしていきたい。そういう安定志向の方は、あまりフィットしないかもしれないですよね。
代表・杉田環境とチャンスはめちゃくちゃあるんです。縄文時代の狩りみたいなもので、マンモスも肉もいっぱいあるけど、自分で行動して取りに行かないといけない。家でずっと待っていて「手料理をふるまってもらってありがたいです」という人には、あまり向いていないかなと。
使えるようになる人と、ならない人の違いはどこにあると思いますか。
これも明らかに行動数ですね。研修はもちろんやってくれるので、アプリを作れるという土台は会社が作ってくれます。その土台もあるのに「何をしたらいいんだろう」「こんなものがいいのかな」と、ただ考えちゃうだけの人。考えているだけで手が動かない人は、たぶん厳しいと思います。
「どこでもいいので、どこかしらの会社のホームページを適当に調べて「このツール作ってみようかな」でいいんです。考えるよりも動いてみて、こういうものができた、じゃあ別のものをもう1個作ってみようと」
結局、作った数だと思うんです。営業も喋った数だと思うので。考えることは大事だと思うんですけど、考えるだけだと、そこで止まってしまう。動いてみるという動作があるかないかの違いで、使えるか使えないかにすごい差が出てしまうのかなと。
9時半に始めて、17時にいったん終わる1日
1日のスケジュールを教えてください。
前提として、今1歳の子どもがいるので、朝は保育園の送り迎えに行って、帰ってきてちょっとゆっくりできてからスタートという感じです。僕の場合は家でやっていることが多いですね。出社している人もいれば、家でやりたい人もいると思うので、家庭環境などに応じて人によって違うのかなと。
その前提の上で、僕は家で働いていて、9時か9時半ぐらいから稼働し始めます。朝はメールをチェックして、これもAIに下書きさせて返すべきところを返したり。営業なので、お電話をさせてもらったり。商談は多い日で3件入ることもあったので、商談をやって、提案書をお渡しして、またお客さまにお電話して、という感じです。
あとは社内で代表とミーティングをしたり。わからないことがあるとすぐ「これどうですか」と確認させてもらったり、「こんなの作ったんだけど、どう」とアプリを作っている時間もありながら。子どもがいるので17時ぐらいにはいったん終わらせてもらって、夜にやりたい時だけ再稼働する、というくらいですね。かなり変則的で、自由にやらせてもらっていたのかなと。
「連絡さえちゃんと取れて、やることをやっていれば、あとは保証してもらえる。そこはベンチャーのいいところだと思います」
将来、自分の会社を作るための基盤になっている
Saixでの経験は、将来のご自身にどうつながっていくと思いますか。
私自身、最終的には自分の会社を作りたいなと思っています。そういう部分で、Saixと関わることによってAIの知見がつくのがいちばん大きいです。
それと、何よりも実際の経営者の方と、ずっと仕事をすることになるんです。相手をするのは意外と社長さんが多かったりもするので、いろいろな社長さんとお話をすることによって学べることもある。AIはAIで学べて、それが多分、自分が将来会社を作ろうと思った時に、だいぶ大きな基盤になってきているというか。
応募を迷っている方へ
最後に、応募を迷っている方へ一言お願いします。
迷ったら、まずは行動だと思います。この行動ができる人が、きっとSaixでも活躍できると思うので。「応募しようかな、しないかな」と迷っているんだったら、まず押してみましょう、と。その行動が、きっと次につながると思います。
獨協大学経済学部を卒業後、出版取次の株式会社トーハンへ。書店の売上を最大化するための配本数の調整や、売り場レイアウトの提案を担当。その後フリーランスとして、就職活動を控えた学生にWordPressでのサイト制作とアフィリエイトの講座を提供し、100人以上を指導。幼児向けIT教材を扱う株式会社Digikaではカスタマーサクセス部門の2人目として参画し、法人・個人あわせて約250教室を一人で担当した時期もある。中学・高校向けの教育SaaSを扱うEdv Future株式会社でも、カスタマーサクセスの立ち上げに3人目として加わった。ふたたびフリーランスを経て、2026年5月に株式会社Saixへ。新規商談の対応から営業CRMアプリの開発まで、幅広く担当している。
まずは、話を聞くところから
選考ではありません。事業のこと、働き方のこと、AIの学び方のこと。気になることを、代表の杉田にそのまま聞いてください。
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