生成AIで業務効率化する方法|そのまま使える指示文4本と直し方

生成AIで業務効率化する方法|そのまま使える指示文4本と直し方

「これ、AIで速くできませんか」。会議の終わりに出た一言。試したのは1人だけ。翌週には誰も話題にしない。パソコンの中で止まったまま、月が変わります。

生成AI(文章や表を作れるタイプのAI)で目の前の作業を減らそうとしてつまずくのは、たいてい次の3点です。

  • 何を渡せばいいのかが決まらず、業務を眺めたまま手が止まる
  • 指示を出しても、どこかで読んだような当たり障りのない文章しか返ってこない
  • 返ってきた文章を直しているうちに、自分で書いたほうが早くなる

この記事では、手元の作業を明日どう置き換えるかに絞って、次のことに答えます。

  • 生成AIに渡せる作業を、業務名でなく作業名で6つに分ける
  • そのまま貼って使える指示文を4本と、出力が薄いときに足す3行
  • 返ってきた文章を人が直す2つの工程と、直しの時間をどこで見切るか
  • 無料のままどこまで使えるか。回数の考え方と、貼ってはいけない社内情報

Saix自身、社内マニュアルを70本前後の規模まで増やしながら、生成AIで作って運用しています。社員が質問するAIヘルプデスクも社内で回しています。

支援する側であり、自社でも毎日使っている立場から、手を動かす前提で書きます。全社への広げ方には触れず、1人が明日から変えられる範囲を扱います。

ここがポイント

生成AIで置き換わるのは「業務」ではなく「作業」です。経理そのものは渡せませんが、その中にある下書き・要約・整形は今日から渡せます。渡す単位を小さくすると指示文は4本で足り、残るのは人が事実を確かめて社内の言い回しに直す2工程です。この形で組むと、翌週も同じ速さで回ります。

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杉田 海地 監修者

株式会社Saix 代表取締役

杉田 海地

東証プライム上場企業含む100社以上のAI導入支援|リクルートでのAI推進・新卒マニュアル制作経験を経て、Webサイト「AIマニュアル研究所」を運営|YouTubeメディア「かいちのAI大学」4.8万人。

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目次

マニュアルづくりにかけている時間は、そのまま人件費です。AIで年間いくら減らせるのかを3分で出せます。

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生成AIに渡せるのは業務でなく作業|置き換わるのは6つの作業単位

業務は丸ごと渡せず作業に割れば渡せる

「経理をAIに任せる」は、いまのところ成立しません。経理は判断と例外の集まりで、渡せる形になっていないからです。

一方で、経理の中にある「請求内容の要約」「督促メールの下書き」「記録を一覧に整える」は、今日から渡せます。効率化が進まない現場は、渡す単位が大きすぎるだけです。

「AIで何ができるか」から入ると手が止まります。順番は逆で、自分が毎週やっている作業の名前を先に書き出し、下の6つに当てはまるものを拾います。会社としてどの業務から手を付けるかは、AI業務効率化の進め方と対象の決め方にまとめています。

作業 よくある場面 AIに渡すもの 返ってくるもの
下書き メール・議事録・依頼文 要点のメモ、相手と目的 手直し前提の文章1本
要約 長い議事録・報告書・仕様書 元の文章、読む人と用途 目的に沿って削った短い文
整形変換 箇条書きを表に、口頭メモを手順に 元データ、出力の形 指定した形に並べ直したもの
言い換え 社外向けに硬くする、新人向けに噛み砕く 元の文章、読む相手 意味を変えずに温度を変えた文
比較整理 複数案・複数社の情報を並べる 比べる対象と、比べる観点 観点ごとに並んだ表と差分
回答案づくり 問い合わせ・社内質問への返答 質問文と、根拠になる社内資料 そのまま送れない下書きの回答

6つに共通するのは、やり直しが効くこと、そして最後に人が読んで出すことです。この2つが外れる作業(送信、金額の確定、社外への即時回答)は、この記事の範囲に入れません。

Saixの社内マニュアルも、この単位で作っています。骨格を下書きさせ、決めた形に整形させ、読む相手に合わせて言い換える。1本を丸ごと任せず、3つの作業に割って渡しています。

自動車部品の加工を請け負う製造業で聞いた例が分かりやすい形でした。客先ごとに検査記録の書式が違い、同じ測定値を毎回別の様式へ手で書き写していたそうです。

この会社が渡したのは「検査」という業務ではありません。渡したのは「整形変換」という作業ひとつです。測定値のメモと客先ごとの様式を貼るところから始めています。

作業名で切ると、AIに向く仕事とそうでない仕事の線がその場で引けます。「うちの業務は特殊だから」で止まっていた人ほど、この切り方で最初の1つが見つかります。その1つを続けていく段取りは、一人の仕事を型にして回す進め方にまとめています。

見落としがちな視点

最初に渡すのは定型の入力作業だ、と考えなくて構いません。手順が固まっている作業は、人がやってもすでに速い。時間が溶けているのは、毎回ゼロから調べ直して文章を組み立てている作業のほうです。ここは担当者が代わるたびにゼロへ戻ります。

そのまま使える指示文4本|1回で仕上げず2往復で決める

1回で完成を狙わず2往復で仕上げる流れ

指示文(プロンプトとも呼ばれます。AIに「こう作ってほしい」と伝える文章のこと)は、長く書くほど良くなるわけではありません。効くのは3行です。

  • 誰が読むか社外の取引先か、社内の新人か。読む人が変われば、同じ内容でも出す文章は変わります
  • どんな形で出すか本文だけか、見出しつきか、表か。形を先に決めると手直しがほぼ消えます
  • やってはいけないこと推測で数字を足さない、書いていない前提を補わない。この1行が事故を止めます

1回で完成品を求めないでください。1回目で骨格、2回目で形を整える。この2往復を前提にすると、指示文は短くて済みます。

下の4本はそのままコピーして使えます。かっこ書きへ手元の材料を貼り替えれば、そのまま投げられます。

指示文1:会議のメモから議事録の下書きを作る

社内の議事録担当として、下のメモから議事録の下書きを作ってください。

読む人:会議に出ていない同じ部署の社員
形式:決まったこと/保留になったこと/次にやること(担当と期限)の3見出し
禁止:メモに書かれていない背景や理由を補わないこと。担当が不明な項目は「担当未定」と書くこと

メモ:
(ここに会議中のメモをそのまま貼る)

指示文2:長い資料を、読む人の目的に合わせて要約する

下の文章を要約してください。

読む人:この案件を初めて見る上長
目的:進めてよいかを5分で判断すること
形式:結論1行 → 判断に必要な事実3つ → 判断できない点1つ
禁止:原文にない数字や日付を書かないこと。曖昧な箇所は「原文に記載なし」と書くこと

文章:
(ここに元の資料を貼る)

指示文3:バラバラの記録を、決まった形に整える

下の記録を、指定した表の形に整えてください。

列:日付/相手/内容/次のアクション/期限
ルール:日付は YYYY-MM-DD に統一。書かれていない列は空欄のままにする
禁止:内容を要約しすぎて固有名詞を落とさないこと。推測で期限を入れないこと

記録:
(ここに日報やチャットの記録を貼る)

指示文4:問い合わせへの回答案を作る

下の質問に対する回答案を作ってください。

読む人:質問した本人(社内の別部署)
根拠:下に貼った社内資料の記載だけを使うこと
形式:結論 → 根拠(どの資料のどこか)→ 次にその人がやること
禁止:資料に書かれていないことは書かず、「資料に記載がないため確認が必要」と返すこと

質問:
(ここに質問文を貼る)

社内資料:
(ここに該当箇所を貼る)

出力が薄いときに足す3行|読む人・形・禁止事項の順で効く

返ってきた文章が当たり障りのない内容になるのは、AIの性能ではなく指示の欠落が原因です。上の3つを、効く順に1行ずつ足します。

  • 1行目:読む人を1人に絞る「社内向け」ではなく「入社3か月の営業担当」まで絞ります
  • 2行目:形を型で縛る「3見出し・各200字以内」まで書くと、長さのばらつきが消えます
  • 3行目:禁止を1行足す「推測で補わない」を入れると、直す量がいちばん減ります

指示を増やすのではなく、抜けている行を足すのが速い直し方です。それでも薄いときは、渡している材料そのものが足りていません。

Saixでも、この4本にあたる指示文は人の記憶に置かず、社内の資料として保存し、直したときは保存してある側を書き換えます。

資料を渡して叩き台を書かせる工程は、ChatGPTでマニュアルを作る方法に整理しています。

ゴール:よく使う作業の指示文が1本保存され、次回は貼るだけで始められる状態になっていればOKです

ここまでの内容を自社に当てはめると、年間どれくらいの経費が減るのか。会社のURLを入れるだけで、その場で試算できます。

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AIの文章は2工程で人が直す|事実の確認と、社内の言い回しへの直し

事実の確認と言い回しの2工程に分けて直す

生成AIの出力をそのまま出せる場面は、社内文書でもほとんどありません。直す工程を最初から2つ用意しておくと、迷いが消えます。

工程1は、事実の確認です。見るのは4か所だけです。固有名詞、数字、日付、手順の順番。この4つ以外は、この工程では直しません。

住宅リフォームを手がける工務店の例が分かりやすい形でした。現地調査のメモから見積の説明文を下書きさせ、人が見るのは部材名と数量と工期だけに絞っています。

文章の言い回しは後回しにし、先に数字と固有名詞だけを突き合わせる。確認する場所を決め打ちにすると、確認そのものが数分で終わります。

工程2は、社内の言い回しへの直しです。社内でしか通じない呼び方、部署の略称、敬語の温度。正しさではなく、読んだ人が引っかからないかで判断します。

2工程を分けずに一度で直そうとすると、事実の間違いを見落とします。表現が気になった瞬間に、そちらへ意識が持っていかれるためです。

確認を速くするには、元の資料に戻れる形で出させておくのも効きます。Saixの社内AIヘルプデスクは、答えと一緒に参照した資料を最大3件返す作りにしています。人が正しさを判断するより、原典に戻って確かめられるほうが速く終わります。

減らすのは工程の数ではなく、直す場所を探している時間です。見る場所を先に決めておけば、読み返しは1周で終わります。

見切りの線も先に決めておきます。直しの時間が、自分でゼロから書く時間の半分を超えたら、その作業はまだ渡す段階にありません。渡す材料を増やすか、作業をもう1段小さく割ります。

書き上げた手順書の点検までAIに回すなら、手順書をレビューさせるときの観点に見る場所を整理しています。

無料のままどこまでできるか|先に止まるのは文字数でなく回数

先に止まるのは文字数でなく連続した回数

「無料でどこまでできるか」を事前に計算しようとすると、調べる時間で損をします。各社の公式ページを実際に開いて確認したところ、無料で使える回数を数値で公開している主要サービスは見当たりませんでした。

たとえばGeminiの公式プランページでは、有料側の説明が相対表記になっていました。「無料版の2倍の使用量上限」「無料版の4倍の使用量上限」という書き方です。基準になる無料版の回数が公開されていないため、倍率だけでは実数が出せません。

Claudeの料金ページも同じでした。無料プランの上限は「有料プランの週あたり上限の50%」という相対表記です。基準になる実数はここにも書かれていません(いずれも2026年8月1日時点の公式表記)。

公開されない理由もあります。混み具合や使い方で実際に通る回数が変わるため、数値を約束すると守れなくなるからです。

無料の範囲は事前に読めないので、試すときは作業を1つに絞り、回数が読めない前提で始めます。止まるのは1回の文字数ではなく、連続して投げた回数のほうが先です。

無料でも有料でも、貼ってはいけない社内情報は同じ4種類

プランの違いより先に決めるのは、何を貼らないかです。線引きは4つで足ります。

  • 個人が特定できる情報氏名、連絡先、評価、健康や家庭の事情。社員も取引先も同じ扱いにします
  • 未公表の数字決算前の売上、原価、給与。公表前かどうかで判断すると迷いません
  • 顧客から預かった資料提供元との約束が自社の判断より優先します。持ち出しの可否を確認するまで貼りません
  • 取引条件単価、値引き、契約の期日。1社ぶんでも相場が推測できてしまいます

「気をつけて使う」という約束は運用に乗りません。貼る前に消す、という作業を指示文とセットにしておくほうが確実です。

1人の効率化を隣に渡す|書き残すのは指示文と直し方の2枚だけ

生成AIで作った社内マニュアルを1か所に集め、カテゴリと検索で誰でも同じ資料にたどり着けるようにした社内ポータルの本棚画面
Saixの社内ポータル「Saixマニュアルブック」の本棚画面(デモ用のダミーデータで再現)。指示文と直し方も、この本棚に置いた1本の資料として共有している

1人が速くなっただけでは、その人が休んだ日に元へ戻ります。かといって、渡すために手順書を一から書き起こすと、渡す前に力尽きます。

書き残すのは2枚だけで足ります。1枚目は使っている指示文そのもの。2枚目は、返ってきた文章のどこを直したかを3行書いたメモです。

Saixでは、この2枚も社内マニュアルと同じ場所に置いています。正本を1か所に決め、そこから配布する形にすると、隣の人が古い指示文を使い続ける事故が起きません。

渡すときに説明会は要りません。2枚を見せて、隣の人に同じ作業を1回やってもらう。詰まった箇所だけメモに足せば、それで引き継ぎは終わります。

自社の場合はいくらになるのか、この機会に出してみてください。削減できる時間と金額を、業務ごとに算出します。

以下の画像の「無料で試算する」をクリックして、AIで浮く金額を先に確認してください。

AI導入コスト削減シミュレーター 年間の削減額が3分でわかる

※ 画像の金額は表示例です。実際の試算額は入力内容によって変わります。

失敗・落とし穴|使わなくなる3つの場面は、どれも記録していないことに行き着く

使わなくなる3つの場面は記録の不在に集まる

生成AIを使い始めた作業が、いつのまにか手作業へ戻ることがあります。意志の問題ではありません。導入して間もない時期は、慣れた手作業のほうが速い場面が実際にあるからです。戻り方には型があり、3つの場面に集中します。

1つ目は、直しの時間を数えていない場面です。下書きが数十秒で出てくると速くなった気がしますが、そこから長く直していれば合計は変わっていません。測っていないので、遅くなったことにも気づけません。

数え方は簡単です。始めた時刻と出した時刻をメモに残し、3回ぶん並べる。それで渡し続けるかどうかを自分で判断できます。

2つ目は、指示文が頭の中にしかない場面です。毎回その場で書くと、出来のよかった指示が再現できません。うまくいく日といかない日が交互に来て、そのうち使わなくなります。

3つ目は、出力の形が毎回違う場面です。受け取る側が毎回読み方を変えることになり、結局「口頭で聞いたほうが早い」に戻ります。形を型で縛るのは、自分ではなく受け取る人のためです。

3つとも原因は同じです。作業が個人の手の中だけで完結し、外から見える形になっていないことです。個人の効率化は、記録に残した瞬間に組織の資産へ変わります。

戻りかけたときの直し方も先に決めておきます。やめた作業を責めるのではなく、指示文を1本だけ書き直して、もう一度試す。これで戻る作業と、本当に向かない作業が分かれます。

担当者しか手順を知らない状態そのものを解きたい場合は、AIで属人化を解消する方法で棚卸しの手順から整理しています。

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よくある質問

Q. 社外に出せない情報を含む業務でも、生成AIを使ってよいのか

使えます。渡す材料の側を先に絞れば成立します。氏名や取引条件を伏せ字にしてから貼れば、下書きや整形の作業はそのまま任せられます。判断が難しいのは顧客から預かった資料で、これは提供元との約束が優先します。持ち出しの可否を確認するまでは貼らないでください。

Q. どのくらいの分量から、生成AIに渡す価値があるのか

分量より頻度で決めてください。5分の作業でも週に5回あれば渡す価値があります。逆に3時間かかっても年1回なら、指示文を整える時間のほうが長くつきます。判定は「週1回以上あるか」と「手順が毎回同じか」の2つで足ります。

Q. 無料のまま業務で使い続けてよいのか

試す段階は無料で問題ありません。ただし無料で使える回数は各社とも数値で公開しておらず、事前に読めません。1人が1作業で試す段階を超えて、部署で毎日使う段階に入ったら有料へ切り替えます。判断の基準は機能の差ではなく、止まったときに業務が待たされるかどうかです。

Q. ChatGPTとGeminiとClaude、業務効率化ならどれを選べばよいのか

下書き・要約・整形といった作業では、主要なサービスの間に決定的な差は出ません。選定に時間をかけるより、いま手元で使えるものを1つ決めて1作業で試すほうが速く進みます。比べるなら、同じ指示文を2社へ投げて出力を並べます。会社として契約する段階では、機能より情報の扱いを見比べてください。

Q. ExcelやWordで作っている資料も、生成AIに渡せるのか

ファイルを操作させるのではなく、中身のテキストを貼って渡すと考えてください。表の並べ直し、説明文の下書き、用語の統一はそのまま任せられます。分けて扱うのは計算です。合計や単価をAIに出させると検算の手間が増えるので、数字は元のファイル側で計算し、AIには文章と並び方を任せます。

Q. 入力した内容がAIの学習に使われないか心配なのだが

扱いはサービスとプランと設定で変わるため、使う画面の設定項目を開いて確かめるのが確実です。法人向けの契約では学習に使わない設定が用意されていることが多く、無料版とは既定が異なります。確認が済むまでは、個人情報、未公表の数字、預かった資料、取引条件を貼らない運用で始めてください。

Q. 社員数が少ない会社でも、生成AIを入れる意味はあるのか

少人数のほうが効きます。1人が経理も営業事務も兼ねている会社では、下書きや整形が1日の中に細かく散らばっているためです。専任がいないぶん、担当が休むと止まる作業も多くなります。回数の多い作業を1つ選んで指示文を1本残すところから始めれば、人を増やさずに戻りを小さくできます。

Q. AIが作った文章でミスが起きたら、責任はどこにあるのか

出した人にあります。AIが返すのは下書きで、送る判断をしたのは人だからです。だからこそ、確認と直しの工程を人の側に残します。運用としては、作業ごとに最後へ目を通す人を1人決めておくのが確実です。誰がいつ確認したかを残しておくと、間違いが見つかったときに直す場所がすぐ分かります。

まとめ

生成AIで効率化できるのは業務ではなく作業です。下書き・要約・整形変換・言い換え・比較整理・回答案づくりの6つを1週間から拾い、読む人・出す形・やってはいけないことの3行で指示文を書く。返ってきた文章は、事実の確認と言い回しの直しの2工程で人が仕上げます。

次の一手は、今週いちばん多く繰り返した作業を1つ選び、指示文を1本保存することです。社内の運用に乗せる手順は社内マニュアルをAIで作る方法に、作業の切り分け方はAIマニュアル構築支援にまとめています。

この記事のまとめ

結論:渡す単位を業務から作業まで小さくすると、生成AIは今日から使えます。必要なのは指示文4本と、人が直す2工程だけです。

  • 渡せる作業は6つ:下書き・要約・整形変換・言い換え・比較整理・回答案づくり。やり直しが効く作業に限る
  • 指示文は3行で決まる:読む人・出す形・やってはいけないこと。薄い出力はどれかが抜けている
  • 直しは2工程に分ける:事実の確認(固有名詞・数字・日付・順番)と、言い回しへの直し。一度でやると事実を見落とす
  • 残すのは2枚だけ:使った指示文と、どこを直したかの3行メモ。休んだ日にも速さが消えない
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この記事を書いた人

株式会社Saix 代表取締役社長/AIマニュアル研究所 監修者・編集責任者

前職リクルートで社内のAI推進と新卒向けマニュアル制作を担当し、「マニュアルがない・古い・読まれない」ことが属人化を生み、組織の成長を止める構造を現場で経験。この課題意識が本メディア「AIマニュアル研究所」の原点。

東証プライム上場企業を含む100社以上のAI導入を支援|延べ4,000名以上にAI研修を実施|YouTube「かいちのAI大学」登録者4.8万人・累計再生270万回超|北の達人コーポレーション、メディアハウスホールディングスなど、上場企業から中小企業まで、AI研修・AI経営顧問・AIマニュアル構築支援を提供|メディア掲載複数(TechTrends、アットリビングなど)

支援先には月1,000時間超の業務削減を実現した企業もある。記事はすべて、Saixの実支援の一次情報、または公開許諾を得た支援先の実例に基づいて制作している。

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