AI導入支援を会社に頼むとき|見積もりの見方と相見積もり

AI導入支援を会社に頼むとき|見積もりの見方と相見積もり

「相見積もり、3社から取りました」。机の上に見積書が3枚。1社目は月額、2社目は一式、3社目は作業時間の単価。金額の桁もそろわない。並べても、どれが高いのかさえ分かりません。相場を調べても、金額はどこにも出てきません。決裁の会議は来週です。

AI導入支援を外の会社に頼むと決めたあと、つまずくのは、たいてい次の3点です。金額の大小ではありません。

  • 公式サイトに金額が出ておらず、相場そのものが分からない
  • 3社の見積書が同じ形で出てこないので、そもそも比べようがない
  • 安いほうを選んでよいのか、何を削って安いのかが読めない

この記事では、11社の公式サイトを1件ずつ開いて確認できた表記だけを使い、次のことに答えます。

  • 見積書を5つの欄に分解して読む手順と、金額より先に見るべき欄
  • 金額が月額・一式・作業時間の単価に割れる理由と、単位のそろえ方
  • 契約書で確かめる4点(再委託・中断の条件・成果物の定義・支援と代行の境目)
  • 同じ条件を3社に配って相見積もりを取る3ステップと、断るときの伝え方

Saix自身、社内マニュアルを70本前後まで増やしながら、生成AIで作って社内ポータルで運用しています。外部のサービスを契約せず、必要な仕組みを自分たちで組み立てました。

費用がどこで発生し、何が増えると総額が膨らむのか。自社で回しながら数字を見てきました。支援する側であり、同じことを社内でもやっている立場から、机上論ではなく発注する側の目線で書きます。

ここがポイント

見積書で最初に見るのは金額ではありません。その提案で、人が判断する回数がいくつ減るのかです。作業を速くするところで止まる提案は、確認と承認が残るため効果が頭打ちになります。判断そのものが消える提案だけが、契約の終わった翌年も効き続けます。

杉田 海地 監修者

株式会社Saix 代表取締役

杉田 海地

東証プライム上場企業含む100社以上のAI導入支援|リクルートでのAI推進・新卒マニュアル制作経験を経て、Webサイト「AIマニュアル研究所」を運営|YouTubeメディア「かいちのAI大学」4.8万人。

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目次

あなたの会社がAIを使うと、年間いくら経費を削減できるのか。3分で自社の数字を出せます。

会社のホームページのURLを入れるだけで、削減できる時間と、それを人件費に換算した金額がその場でわかります。入力は5つだけ、3分で終わります。費用はかかりません。

以下の画像の「無料で試算する」をクリックして、まず自社の金額を出してみてください。

AI導入コスト削減シミュレーター 年間の削減額が3分でわかる

※ 画像の金額は表示例です。実際の試算額は入力内容によって変わります。

AI導入支援で買っているもの|人手ではなく、人が判断する回数を減らす設計

効果を決めるのは処理の速さでなく、人の判断を何回減らせたか

AI導入支援という言葉には、中身の違う2つの契約が混ざっています。研修や助言で終わる契約と、動く仕組みまで作る契約が、同じ名前で売られています。

ここを取り違えると、金額の高い安いは判断できません。買っているものが違うからです。

効果の見積もり方にも落とし穴があります。AIの性能が上がれば業務も速くなる、という思い込みです。

実際には逆が起きます。AIが速くなるほど、詰まる場所は人の側へ移ります。指示を出す、確かめる、承認する。この3つの工程は、この2〜3年で1秒も速くなっていません。

だから効果の単位は、人が判断する回数がいくつ減ったかです。見積書を読むときの物差しは、ここに置きます。

Saixの社内でも、マニュアルを探す動きは「人に聞く」から「AIに聞く」へ置き換わりました。減ったのは、誰かの手を止める回数です。

見積書は5つの欄に分けて読む|金額の前に、何が数量になっているかを見る

見積書は範囲・数量・単価・成果物・前提条件の5欄に分けて読む

見積書は会社ごとに書式が違います。それでも中身は範囲・数量・単価・成果物・前提条件の5つに分解できます。この5つに割り直せば、書式が違っても横に並びます。

見積書の欄 この欄が決めていること 確かめること 危ないサイン
範囲(対象業務) どの業務にAIを入れるか 部署名ではなく業務名で書かれているか 「全社のAI活用推進」など主語が会社になっている
数量 何を何個作るか、何回やるか 単位が「本」「回」「時間」「か月」のどれか 数量が「一式」だけで、数が入っていない
単価 1つあたりの値段 単価と数量の掛け算が合計と合っているか 単価が書かれず、総額だけが載っている
成果物 契約が終わったとき手元に残るもの 社内で編集できる形式で受け取れるか 「レポート」「報告書」としか書かれていない
前提条件 追加費用が発生する境目 修正回数・打ち合わせ回数・参加人数の上限 前提条件の欄そのものが存在しない

この5つで総額を大きく動かすのは数量の欄です。単価が同じでも、数え方が違えば総額は倍になります。

数量の欄は、単位をこちらから指定して渡す

数量の単位は、会社によって「本」「回」「時間」「か月」に分かれます。どれが正しいということはなく、こちらが指定しなければ各社は自分の得意な単位で書いてきます。

県内に4拠点を持つ建設資材の卸売会社で、受注処理の問い合わせ対応にAIを入れる話が進んでいました。1社目は月額の顧問料、2社目は作った文書1本あたりで見積もりを出してきました。

同じ業務を指しているのに、片方は期間を売り、もう片方は成果物を売っています。この状態で金額を比べても、意味のある差は出ません。

単位はこちらで決めて渡します。「受注処理の問い合わせ対応、想定8業務、3か月」と書いて配れば、各社が同じ土俵で数字を返してきます。

前提条件の欄に、追加費用の芽が埋まっている

見積書のいちばん下、小さい文字で書かれている欄です。ここを読み飛ばすと、契約後に費用が増えます。

確かめるのは3つです。修正は何回まで含まれるか、打ち合わせは何回までか、参加人数の上限はいくつか。この3つが書かれていない見積書は、金額が確定していないのと同じです。

金属加工の現場を持つ製造業で、作業手順のAI化を頼んだケースがあります。見積書には「現場ヒアリング1回」とだけ書かれていました。実際には工程が3ラインあり、ヒアリングは3回必要でした。

2回分は追加請求になりました。前提条件の欄を読んでいれば、発注前に気づけた差額です。

費用が動く単位は、社内で回している仕組みで確かめられる

Saixでは、社内マニュアルの内容を答えるAIヘルプデスクを自分たちで組んで動かしています。この費用の内訳を見ると、数量の欄が何を指すのかが分かりやすくなります。

費用がかかるのは、社員から質問が1件来たときだけです。社内の実測では1問あたり約9円が目安で、月の上限を3,000円に設定しています。この上限なら、月に約330問まで答えられる計算になります。

ここでの数量は「入れたツールの数」ではなく「実際に質問された回数」です。見積書でも同じことを確かめます。何が増えたら費用が増えるのか。この1点だけで、金額の見え方が変わります。

見落としがちな視点

見積書を比べるとき、多くの会社が作業量あたりの単価を見ます。安いほうが得に見えるからです。しかし成果を決めるのは作業量ではありません。その提案で、人が判断する工程がいくつ消えるかです。

下書きを速く作る提案は、確認と承認が残るので効果が頭打ちになります。確認そのものを減らす提案は、単価が高くても翌年以降まで効き続けます。見積書は、消える判断の数で読みます。

社内マニュアルをカテゴリ別のカードで一覧表示した社内ポータルの本棚画面。費用の数量になるのは質問された回数
Saixが社内で運用しているマニュアルポータルの本棚画面。費用が動く単位は本数ではなく、実際に質問された回数(画像はダミーデータで再現したもの)

ここまでの内容を自社に当てはめると、年間どれくらいの経費が減るのか。会社のURLを入れるだけで、その場で試算できます。

以下の画像の「無料で試算する」をクリックすると、入力から3分でその場に金額が出ます。

AI導入コスト削減シミュレーター 年間の削減額が3分でわかる

※ 画像の金額は表示例です。実際の試算額は入力内容によって変わります。

公式に金額を出しているのは11社中1社|相場ではなく自社の条件から数字を作る

AI導入支援11社のうち公式に料金を出していたのは1社だけ

相場を調べても金額が出てこないのには理由があります。AI導入支援は、料金を公開していない会社のほうが圧倒的に多い領域です。

AI導入支援・生成AIコンサルティングを掲げる11社の公式サイトを、1件ずつ開いて確認しました。金額を明記していたのは1社だけでした。

提供会社(サービス名) 公式サイトの料金表記 公式サイトに書かれている支援の形 見積もりを頼む前に確認すること
BoostX(生成AI伴走顧問) ライトプラン 11万円/月(税込)、ベーシックプラン 33万円/月(税込)、プレミアムプランは要相談。最低契約期間3か月、以降は月単位で解約自由・違約金0円。生成AIコンサルティングは「個別見積もり/プロジェクト」 月額の顧問と、案件ごとの個別見積もりを併用 3か月経過後の解約手順
キカガク 記載なし(要問い合わせ) 人材育成と推進支援 育成と実装のどちらが主か
エクサウィザーズ 記載なし(要問い合わせ) 自社のAI製品を提供する形 自社業務に合う製品があるか
SHIFT AI(SHIFT AI for Biz) 記載なし(要問い合わせ) 伴走型のAI人材育成プログラム 研修後に手元へ残るもの
Algomatic 記載なし(要問い合わせ) 料金ページの掲載なし 概算が出る条件の粒度
STANDARD 記載なし(要問い合わせ) 伴走型のDXコンサルティング 伴走の頻度と期間
ABEJA 記載なし(要問い合わせ) 自社の基盤サービスと、その導入支援 基盤の利用料が別建てか
AI Shift 記載なし(要問い合わせ) 料金ページの掲載なし 対象業務の範囲の決め方
WEEL 記載なし(要問い合わせ) 生成AIのコンサルティングと開発 相談と開発のどちらを頼むか
Ridge-i 記載なし(要問い合わせ) 戦略づくりから運用改善まで一貫して支援 どの工程から入るか
エッジテクノロジー 記載なし(要問い合わせ) 予算に応じて内容を組む個別提案 提示する予算の下限

※本記事の料金はすべて各社公式サイトの記載(2026年8月時点)にもとづきます。プラン改定により変わる場合があるため、検討時は必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

非公開の理由は単純です。支援の範囲が会社ごとに違いすぎて、定価を置けないからです。研修だけの契約と、仕組みを作って運用まで見る契約が、同じ名前で並んでいます。

検索で出てくる「AI導入コンサルは月額いくらが相場」という数字は、多くが第三者のまとめ記事に載っているものです。公式に確認できないため、稟議資料の根拠には使えません。

相場を探す時間を、自社の条件を数字にする時間へ振り替える

金額の当たりをつけたいなら、相場を探すより、自社側の条件を数字にするほうが速く進みます。

決めるのは3つです。対象業務の数、関わる人数、期間。「受注処理まわりの8業務、関係者6名、3か月」まで書けたら、各社はその場で概算を出せます。

この3つが決まっていないと、どこに聞いても「まずはヒアリングから」で止まります。相場が分からないのではなく、条件が決まっていないだけです。

会社選びの基準も含めて全体像から押さえたい方は、AIコンサルティングの選び方と費用相場の全体像を先に読むと、この記事の見積書の話がつながります。

契約書で確かめる4点|金額が同じでも、この4点で1年後に残るものが変わる

契約書で見る4点は再委託・中断条件・成果物の定義・支援と代行の境目

見積書がそろったら、次は契約書です。金額が同じ2社でも、契約書の4か所が違えば1年後に残るものはまるで変わります。

  • 1:誰が実際に手を動かすのか(再委託の条項)提案に来た人と、現場に入る人が同じとは限りません。再委託を認めるか、認めるなら事前の承諾が要るかを書面で確認します
  • 2:途中でやめられるか(中断・解約の条件)効果が出ないと分かった時点で止められるかどうか。最低契約期間と、その後の解約予告の日数を見ます
  • 3:終わったとき何が残るか(成果物の定義)報告書だけなのか、社内で編集できる文書や設定まで含むのか。ここが曖昧な契約は、終了と同時に何も残りません
  • 4:支援なのか代行なのか(業務内容の書き方)助言までを約束する契約と、成果物の完成を約束する契約は別物です。違いは業務内容の欄に文言として出ます

支援と代行の違いは、完成を約束しているかどうかに出る

契約の型は大きく2つです。成果物の完成を約束する型と、決めた時間のあいだ働くことを約束する型です。前者が代行、後者が支援に近い形になります。

見分け方は業務内容の欄です。「〜を作成し納品する」と書いてあれば完成の約束が含まれます。「〜に関する助言および支援を行う」であれば、成果物は約束されていません。

選ぶ基準は社内の状況です。社内に手が無いなら完成を約束してもらう。社内でやる前提なら支援型が合います。もめるのは、代行を期待して支援型を契約したときです。

公的な参照点もあります。情報処理推進機構(IPA)が公開している「情報システム・モデル取引・契約書(第二版)」は、受託開発と保守運用の系統と、外部サービスを使う場合の系統でモデル契約を分けています。契約の型が中身で分かれるのは、AIに限りません。

正本を自社が持てる契約かどうかで、翌年の自由度が決まる

Saixの社内では、マニュアルの正本と、社員が読む配布先を分けて置いています。正本を持っている側だけが更新でき、配布先は上書きされる構造です。

外注するときも同じ考え方が使えます。正本を自社が持てる契約か、相手の環境の中にしか無いのか。ここが1年後の自由度を分けます。

顧問として関わる場合に、どこまでを一緒にやり、どこからを社内に残すのかはAI経営顧問の支援内容に整理しています。

相見積もりの取り方3ステップ|同じ紙を3社に配ると、はじめて差が見える

相見積もりは条件を1枚にまとめて3社へ同時に配る

相見積もりで比べられるのは、条件をそろえたときだけです。各社に別々のことを話すと、返ってくる数字は比較材料になりません。

STEP1:対象業務を1枚の紙に書き出す

何を業務名、想定件数、関わる人数、期間、期待する状態。この5行を1枚にまとめます。

部署名では範囲が決まりません。「営業部のAI活用」は、各社が別々に解釈して見積もります。「見積書の作成と社内確認、月40件」まで降ろします。

Saixが社内の仕組みを作ったときも、先に決めたのは範囲でした。誰がどのカテゴリを見られるかを5区分に切ってから、中身を作り始めています。

STEP2:同じ紙を3社に同時に渡す

どうやって3社が適量です。2社では比較になりにくく、5社を超えると窓口の対応で担当者の時間が溶けます。

渡すときに単位も指定します。「月額で」「業務1本あたりで」と伝えると、返ってくる見積書の形がそろいます。

STEP3:削られた工程を見て決め、断った理由まで記録に残す

安い見積書には理由があります。ヒアリングが1回に減っている、現場に入らない、成果物が報告書だけ。安さは値引きではなく、工程の省略として現れます。

訪問介護の事業所で記録作成のAI化を検討したとき、最安の1社だけが現場同行を含んでいませんでした。金額は3割安く、そのぶん現場の言い回しが反映されない設計でした。

選ばなかった2社には、金額なのか範囲なのか、理由を1行で返します。次に頼むときの窓口が残り、社内には比較の記録が残ります。

検討項目の抜けが心配な方は、経営者向けの資料一覧から検討用の資料を受け取れます。

ゴール:3社の見積書が同じ単位で並び、金額差の理由を1文で説明できる状態になっていればOKです

自社の場合はいくらになるのか、この機会に出してみてください。削減できる時間と金額を、業務ごとに算出します。

以下の画像の「無料で試算する」をクリックして、AIで浮く金額を先に確認してください。

AI導入コスト削減シミュレーター 年間の削減額が3分でわかる

※ 画像の金額は表示例です。実際の試算額は入力内容によって変わります。

相見積もりで失敗する3つの型|安いほうを選んだ会社ほど、翌年もう一度発注している

安い見積もりを選んだ会社が翌年もう一度発注する3つの型

相見積もりで失敗する原因は、たいてい業者選びの外側にあります。比べる軸を金額に置いたまま契約したことが引き金です。型は3つあります。

失敗1:範囲を広く取りすぎて、どの業務も浅く終わる

「全社のAI活用」で発注すると、1業務あたりに割ける時間が削られます。結果、どの部署にも触りだけの研修が置かれて終わります。

最初は1業務に絞ります。1つ完成させてから広げるほうが、総額が同じでも社内に残るものが増えます。

失敗2:成果物が報告書だけで、社内で動かせるものが残らない

期間が終わり、分厚い報告書が届きます。中身は正しい。ただし、社内でそのまま使えるものが1つもありません。

翌年、同じ内容をもう一度別の会社に頼むことになります。編集できる形で受け取れるかは、金額より先に確認する項目です。

失敗3:社内側の担当者を決めないまま契約する

外に頼んでも、社内の手はゼロになりません。現場のやり方を知っているのは社内の人だけだからです。

週に1〜2時間、窓口として動ける人を1人決めてください。ここが空席のまま始まった案件は、ヒアリング待ちで止まります。

Saixでは支援した企業の記録を、課題・提案した内容・導入後の変化という同じ構成で1社ずつ残しています。支援実績は100社を超えます。過去の案件を同じ粒度で説明できるかどうかは、相見積もりの席で聞けば分かります。

記録の形は支援先ごとの導入実績で確認できます。

無料相談

手元の見積書を一緒に開いて、比べられる形に直します

対象業務の範囲、数量の単位、成果物の定義。この3点をその場で整理し、3社の見積書を同じ土俵に並べ直します。オンラインの無料セッション60分で対応しています。

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よくある質問

Q. 見積もりを取るために社内資料を渡すのが不安です

秘密保持契約を結んでから渡し、渡す範囲を先に決めてください。契約前に出せるのは、件数と業務の流れ図までです。顧客名・個人情報・単価表は見積もり段階では不要です。業務の流れと件数が分かる資料だけあれば、各社は概算を出せます。範囲を切って渡すほうが、伏せ字だらけの資料を送るより正確な数字が返ってきます。

Q. 相見積もりは何社くらい取ればいいですか

3社が目安です。2社では片方が高いのか安いのか判断しにくく、5社を超えると比較資料を作る手間のほうが大きくなります。母集団は、紹介1社・料金を公開する1社・規模の違う1社から選びます。3社に同じ条件を同時に渡し、同じ単位で返してもらいます。窓口の担当者が1人なら、無理なく回せるのはこの規模までです。

Q. 社内だけで進める場合と、外に頼む場合の分かれ目はどこですか

社内から週に半日以上、手を動かせる人を出せるかどうかです。出せるなら、まず1業務を社内で試したほうが速く、費用もかかりません。出せない場合や、期限が外から決まっている場合は外に頼む価値があります。全部を任せず、工程を切って一部だけ頼む形も選べます。判断に迷うなら、まずは対象を1業務に絞って比べます。

まとめ

AI導入支援の見積書は、範囲・数量・単価・成果物・前提条件の5つに分けて読みます。書式が違っても、この5つに割り直せば横に並びます。総額を動かすのは数量の欄です。単位をこちらから指定して渡せば、3社の数字ははじめて同じ土俵に載ります。

公式サイトで料金を出している会社はほとんどありません。11社を確認して、明記していたのは1社だけでした。相場を探す時間は、自社の条件を数字にする時間へ振り替えます。対象業務の数、関わる人数、期間。この3つが書けたら、その日のうちに概算が返ってきます。

まずは対象業務を1つ選び、件数と人数と期間を1枚に書き出してください。それだけで、来週の見積もりの中身が変わります。会社の選び方と費用の全体像はAIコンサルティングの選び方と費用相場にまとめています。社内に手順を残す仕組みごと相談したい場合はAIマニュアル構築支援から入れます。

この記事のまとめ

結論:AI導入支援の見積書は、範囲・数量・単価・成果物・前提条件の5欄に分解して読みます。金額の差より先に、何が数量になっているか、その提案で人の判断が何回減るかを見比べます。単位をそろえない相見積もりは、比較ではなく感想になります。

  • 金額を動かす欄:総額を決めるのは数量。単位はこちらから指定し、同じ紙を3社に同時に配る
  • 公式料金の実態:11社を確認して公開は1社だけ。相場を探すより自社の条件を先に数字にする
  • 契約書で見る4点:再委託、中断の条件、成果物の定義、そして支援と代行の書き分け
  • 最大の失敗:報告書だけが残り、翌年もう一度同じ発注をすること

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この記事を書いた人

株式会社Saix 代表取締役社長/AIマニュアル研究所 監修者・編集責任者

前職リクルートで社内のAI推進と新卒向けマニュアル制作を担当し、「マニュアルがない・古い・読まれない」ことが属人化を生み、組織の成長を止める構造を現場で経験。この課題意識が本メディア「AIマニュアル研究所」の原点。

東証プライム上場企業を含む100社以上のAI導入を支援|延べ4,000名以上にAI研修を実施|YouTube「かいちのAI大学」登録者4.8万人・累計再生270万回超|北の達人コーポレーション、メディアハウスホールディングスなど、上場企業から中小企業まで、AI研修・AI経営顧問・AIマニュアル構築支援を提供|メディア掲載複数(TechTrends、アットリビングなど)

支援先には月1,000時間超の業務削減を実現した企業もある。記事はすべて、Saixの実支援の一次情報、または公開許諾を得た支援先の実例に基づいて制作している。

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