生成AIコンサルの支援範囲|何をしてくれるのか

生成AIコンサルの支援範囲|何をしてくれるのか

「それで、うちには何が残るんですか」。稟議を書こうとして手が止まる。届いた見積書に並ぶのは「伴走支援」と「月2回の定例会」。金額の根拠になる中身が、どこにも書かれていません。「生成AIに詳しい会社に入ってもらおう」。そこまでは合意できます。

止まるのはその次で、何を納めてもらう契約なのかが誰にも説明できません。生成AIのコンサルを探し始めた段階でつまずくのは、たいてい次の3点です。

  • どこまでが助言で、どこからが作業なのかの境目が見えない
  • 契約が終わったあと、社内に何が残るのかが分からない
  • 会社ごとに支援範囲の書き方が違い、同じ物差しで比べられない

この記事では、次のことに答えます。

  • 支援範囲を5つに分けた内訳と、どこまで頼むと金額が動くか
  • 公式サイトを11サービスぶん開いて確認した、成果物の記載の実際
  • 契約しても社内に残る仕事と、外へ出せる仕事の線引き
  • 払った金額に見合ったかどうかを、何で判定するか

Saix自身、社内マニュアルを70本前後までAIで作り、社員からの質問対応もAIに載せて日々運用しています。

同時に、経営者向けにAI活用の支援を提供する側でもあります。頼まれる側と自社で回す側の両方に立つ立場から、机上論ではなく手を動かす前提で書きます。

支援範囲と成果物の記載は、生成AIコンサルを掲げるサービスの公式サイトを11件ぶん開いて確認しました。比較サイトにまとめられた要約は使っていません。

ここがポイント

生成AIコンサルで買っているのは相談の時間ではなく、社内に残る材料です。支援範囲は調べる・決める・作る・教える・回すの5つに分かれ、どこまで頼むかで金額が動きます。契約前に「終わったとき手元に何が残るか」を文章で確認しておくと、後から揉めません。

杉田 海地 監修者

株式会社Saix 代表取締役

杉田 海地

東証プライム上場企業含む100社以上のAI導入支援|リクルートでのAI推進・新卒マニュアル制作経験を経て、Webサイト「AIマニュアル研究所」を運営|YouTubeメディア「かいちのAI大学」4.8万人。

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目次

あなたの会社がAIを使うと、年間いくら経費を削減できるのか。3分で自社の数字を出せます。

会社のホームページのURLを入れるだけで、削減できる時間と、それを人件費に換算した金額がその場でわかります。入力は5つだけ、3分で終わります。費用はかかりません。

以下の画像の「無料で試算する」をクリックして、まず自社の金額を出してみてください。

AI導入コスト削減シミュレーター 年間の削減額が3分でわかる

※ 画像の金額は表示例です。実際の試算額は入力内容によって変わります。

生成AIコンサルとは|契約で買っているのは社内に残る材料

生成AIコンサルで買っているのは社内に残る材料

生成AIコンサルとは、文章や画像を作るAIを業務へ入れるとき、進め方の判断と作業の一部を外から引き受けてもらう契約のことです。

呼び名は会社ごとに違います。「生成AI導入支援」「AI活用コンサルティング」「生成AI顧問」。看板は違っても、書かれている支援内容は大きく重なります。

差が出るのは関与の深さです。助言で止まる契約と、手を動かして納品まで含む契約が、同じ「コンサル」の名前で並んでいます

見積書によく出てくる「伴走支援」も同じです。週1回の相談窓口を指すこともあれば、担当者が現場へ入って一緒に手を動かす形を指すこともあります。

だから比べるときは、支援範囲と成果物で並べ直します。会社名では判断がつきません。同じ言葉で書かれた提案書を2社ぶん並べても、中身が同じとは限りません

工程の順番そのものを知りたい場合は、依頼できる範囲と進め方に分けてまとめています。この記事では工程を追わず、手元に何が残るかの側から見ていきます。

支援範囲は5つ|調べる・決める・作る・教える・回すで金額が動く

支援範囲は調べる・決める・作る・教える・回すの5つ

生成AIコンサルの支援範囲は、次の5つに割ると社内で話が通ります。名前で覚えず、動詞で覚えるほうが実務に効きます。

  • 調べる業務の棚卸しと、AIに任せられる候補の洗い出し。ヒアリングと現場の観察が中心になる
  • 決めるどの業務から着手するか、どのツールを契約するかを決めるための材料づくり
  • 作るAIへの指示文の設計、業務の手順そのものの組み替え、試作版の構築
  • 教える社員向けの研修と実習、部署ごとの使い方への落とし込み
  • 回す使われているかの点検、指示文の手直し、社内ルールの更新

ここで出てくる「指示文」は、AIに何をどう作ってほしいかを伝える文章のことです。プロンプトと呼ばれ、公式サイトでもこの言葉で書かれています。

5つのうちどこまでを買うかで、金額の桁が変わります。調べると決めるだけなら数十万円規模、作ると回すまで含めれば数百万円規模に上がります

件数として多いのは、調べると決めるで止まる契約です。報告書は出てくるのに、現場の手順は前のままという結末になりやすい範囲でもあります

逆に、作るから先だけを頼むこともできます。やることが社内で決まっているなら、調査を省いて着手して構いません。

金属加工の現場を持つ従業員45名の製造業では、見積書の作成に時間が偏っていました。この会社が買うべきは調査ではなく、見積文面の指示文を作る工程です

教えるを外すと、ほぼ確実に止まります。仕組みが動いていても、使い方を知っている人が社内に1人もいなければ、翌月には誰も開きません

回すはいちばん軽く見られて、いちばん効きます。使い始めて3か月もすると指示文は業務の変化とずれるためです。

手直しする人を置かない契約は、半年で放置されます。納品時点の完成度より、直し続ける役が決まっているかで結果が分かれます

Saixでも自社の社内マニュアルをAIで作っていますが、いちばん人手が要るのは作る工程ではありません。古くなった資料に手を入れ続ける工程です。

提案書に「支援します」「伴走します」としか書かれていない項目は、5つのどれなのかを聞き直します。範囲ごとの金額の帯は料金体系4パターンの費用相場にまとめています。

ここまでの内容を自社に当てはめると、年間どれくらいの経費が減るのか。会社のURLを入れるだけで、その場で試算できます。

以下の画像の「無料で試算する」をクリックすると、入力から3分でその場に金額が出ます。

AI導入コスト削減シミュレーター 年間の削減額が3分でわかる

※ 画像の金額は表示例です。実際の試算額は入力内容によって変わります。

納品物の実際|公式サイト11件のうち、成果物を書いていたのは5件だけ

公式サイト11件のうち成果物を明記していたのは5件だけ

調べ方:生成AIコンサルを掲げる11サービスの公式ページを1件ずつ開いた

支援範囲の話をいくら重ねても、決裁の場では通りません。通るのは「何が納品されるか」だけです。

そこで、生成AIコンサルや生成AI顧問を掲げるサービスの公式ページを11件開き、支援範囲・成果物・料金の記載をそのまま書き出しました。比較サイトの推定額や要約は使っていません。

サービス 公式に書かれた支援範囲 公式に書かれた成果物 料金の公開
パーソルワークスイッチコンサルティング「生成AIコンサルティング」 安全な利用環境の構築/業務への組み込み/研修による全社展開 「ご支援を通じてお届けする主な成果物」としてAI活用ロードマップ・業務別プロンプト集(AIへの指示文をまとめたもの)・利用状況レポート 記載なし
株式会社Uravation「生成AI顧問」 チャット相談/定例/社内勉強会/効果測定/ツール選定 月次のAI活用レポート・業務フローとガイドライン・指示文とテンプレートの資産・相談ログ(プランにより異なると注記) 月額5万円〜(税別)を明記
株式会社BoostX「生成AIコンサルティング」 ロードマップ設計/自動化/階層別研修/ガバナンス整備/運用定着 AI・DX活用ロードマップ/推進体制とKPI(達成度をはかる指標)/運用マニュアル整備/効果測定 「決まった料金表はありません」と明記
株式会社AVILEN「生成AI導入コンサルティング」 業界とビジネスモデルに特化した活用方法の提案から実行・開発まで 要件整理・活用方法・実現方法をまとめたレポート資料(相談だけの枠は会議の録画データ) 記載なし
クラスメソッド株式会社「生成AI総合支援サービス」伴走支援プラン 週次の技術相談会/設計・実装のレビュー/研修/随時の相談対応 貴社専用の技術ドキュメント 記載なし
ナイル株式会社「生成AIコンサルティング」 業務の棚卸し/試作版での挙動確認/本番実装/保守メンテナンス 記載なし トライアル開発250万円/3ヶ月(税抜)〜。新規受付は一時停止中と記載
株式会社ギブリー「Givery AI 顧問」 技術的な問い合わせ対応/指示文の新規作成・修正・添削/会議 月2回60分 記載なし チャット対応プラン33万円(税込)/月〜
一般社団法人日本AI導入支援協会「生成AI顧問」 チャット相談/オンライン会議/ツール選定の助言/社内ルール整備 記載なし(月額30万円のプランに「レポート」の表記あり) 月額5万円・10万円・30万円を明記
株式会社Hakuhodo DY ONE「生成AI活用コンサルティング」 セミナー/活用場面の創出/試作から現場活用/伴走コーチング/全社推進 記載なし 記載なし
株式会社日立コンサルティング「生成AIコンサルティングサービス」 安全な利用に向けた整備/人材育成/法令や権利まわりのリスク管理 記載なし 記載なし
cloudpack「生成AI導入・活用支援サービス」 課題のヒアリング/方向性の提案/環境構築/検証/教育支援/保守 記載なし 記載なし

※本記事の支援範囲・成果物・料金はすべて各社公式サイトの記載(2026年8月時点)にもとづきます。プラン改定により変わる場合があるため、検討時は必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

分かったこと:成果物として書かれていたのは、ほぼ4種類の文書だった

分かったことが3つあります。1つ目は、成果物を具体的に書いていたのが11件中5件だけだったこと。残り6件は支援内容の説明で終わっていました。

2つ目は、書かれていた成果物の種類がほぼ揃っていた点です。ロードマップ、指示文の冊子、レポート、社内ルールやマニュアル。生成AIコンサルの納品物は、大半が文書です

動くシステムを成果物に掲げたのは、本番実装や保守まで書いた一部だけです。文書が届く契約と仕組みが動き出す契約を混同すると、期待と請求書がずれます

3つ目は、料金を公開していたのが11件中4件だったことです。金額を出すのは月額型の顧問サービスに寄っていました。

文書が残ること自体は悪くありません。ただし、置き場所を決めないと消えます。Saixでは社内マニュアルを70本前後までAIで作り、正本と社員が見る配布先を分けて同期しています。

どのファイルが最新版かという問題は、ルールの徹底では消えず、置き場所の構造で消えます。外から納品された資料も、同じ扱いにしないと3か月で行方不明になります。

届いた見積書の項目を読み解く手順は、見積もりの見方と相見積もりの取り方に分けています。

頼めないこと|日々の手と社内の決定は、契約しても残る

外に出せない3つは日々の手・社内の決定・続けさせる役

支援範囲の外側にあるものが3つあります。ここを先に共有しておくと、初月の期待外れを避けられます。

1つ目は、日々の実務そのものです。データの入力、資料の差し替え、当番の割り振り。月2回の会議に来る人が、毎日の手を動かすことはありません

2つ目は、社内の意思決定です。誰を担当にするか、予算をいくら取るか、評価にどう反映するか。案は出せても、決裁は社内に残ります

3つ目は、現場に続けさせる役割です。学習塾を12教室運営する会社では、外部講師が一度説明した程度では、教室ごとの手順が元に戻りました。

作業まで含むプランを掲げる会社もあります。ただし見方は変わりません。相談の契約に作業の発注が乗っているだけで、性質の違う2つを1本の請求書で買っていると考えるほうが正確です。

金額の妥当性も、相談分と作業分に分けないと判断できません。合算された総額だけを見て高い安いを言っても、社内の誰も納得しません。

Saixが支援に入る場合も、社内で決めてもらう項目は最初に文章にして渡します。決める人が空席のまま進むと、どこかで必ず止まるためです。

引き受けてもらう範囲は、契約書に列挙してもらってください。口頭の「だいたい何でも相談できます」は、後から解釈が割れます

成果の測り方|納品本数でなく、質問の宛先が変わったかで見る

成果は納品本数でなく質問の宛先が変わったかで測る

支援範囲を決めたら、次に決めるのは成果の測り方です。ここを空欄にしたまま契約すると、継続の判断が感想で決まります。

よく使われるのは、納品された資料の本数と、研修後の満足度アンケートです。どちらも数字は出ますが、測っているものが業務の変化ではありません。

納品された資料の枚数が示すのは、支援側が何時間動いたかだけです。社内の誰の動きが変わったかは、そこに1行も映りません。満足度も、その日の体験を測っているだけで、翌月に誰が何をしたかとは別の話です。

測り方を変える:研修から三週間たった時点で、受講者が何を作ったかを数える

代わりに見るのは、特定の人へ集中していた質問が、別の場所へ向かい始めたかどうかです。ここが動いたときだけ、属人化が実際に解けています

研修なら、終わって三週間たった時点で、受講者が実際に何を作ったかを数えます。当日の手応えではなく、翌月の行動が変わったかで見るほうが判断を誤りません

聞き方も変えられます。Saixが公開している導入事例では、東証プライム上場のD2C企業(株式会社北の達人コーポレーション様・従業員約100名・延べ約300名受講)で、研修の到達度をこの粒度で調べています。

公開値では、第3回の研修(参加約100名)で「一人で設定できる、またはマニュアルがあればできる」が65%でした。満足度は第1回70%、第2回75%、第3回80%と記録されています。

この2種類の数字は役割が違います。満足度は場の設計を点検する数字で、到達度は業務が変わるかどうかを見る数字です。稟議に載せる価値があるのは後者になります。

生成AIコンサルを評価するときも同じで、契約前に「3か月後に何がどうなっていれば継続か」を1文で書いておきます。書けない条件は、達成できたかどうかも判定できません。

候補が複数あり、比較の軸そのものを整理したい場合は比較のポイントと料金の見方を先に読んでおくと迷いません。

自社の場合はいくらになるのか、この機会に出してみてください。削減できる時間と金額を、業務ごとに算出します。

以下の画像の「無料で試算する」をクリックして、AIで浮く金額を先に確認してください。

AI導入コスト削減シミュレーター 年間の削減額が3分でわかる

※ 画像の金額は表示例です。実際の試算額は入力内容によって変わります。

失敗しやすい形|納品物を決めずに始めると、3か月後に議事録しか残らない

納品物を決めずに始めると3か月後に議事録しか残らない

生成AIコンサルが機能しなくなるときの形は、だいたい決まっています。支援側の力量より、発注側の受け止め方に原因があることのほうが多い領域です。

見落としがちな視点

契約書に成果物の名前が書かれていない支援は、どれだけ良い会議をしても社内に何も残りません。残るのは議事録だけで、それを読み返す人もいません。会社選びより先に、納品してほしい文書の名前を3つ挙げられる状態を作るほうが、結果に直結します。

失敗1:窓口を決めずに始めて、毎回違う人が会議に出てくる

会議の顔ぶれが毎回入れ替わると、前回の話が引き継がれません。地方の食品卸で従業員60名の会社では、参加者が回ごとに変わり、同じ説明を3回繰り返す形になっていました。

受け皿になる人の条件は3つで、週に1時間まとまった時間を取れること、決裁者へ直接報告できること、話した内容を1か所に置き続けられることです。役職は問いません。

失敗2:納品物を口頭で決めて、契約書に書かないまま進む

「必要な資料はその都度お渡しします」で始まった契約は、終盤で必ず解釈が割れます。渡された枚数は多いのに、どれも下書きのままという状態になりがちです。

防ぎ方は単純で、成果物の名前・形式・提出時期を契約書へ列挙してもらうことです。名前が付いていない納品物は、作られないか、作られても誰も使いません

失敗3:作った資料の置き場所を決めず、個人のフォルダに散る

指示文の冊子もルールの文書も、担当者の手元だけにあると異動で消えます。支払った数か月分が、そのまま無かったことになります。

Saixでは、社内マニュアルを70本前後までAIで作り、社内ポータルに集めています。作った資料はAIの質問窓口にも読ませ、社員がその場で聞ける形にしました。

社内マニュアルをカテゴリ別に並べた本棚の画面。どの資料が最新版で、誰が更新を担当しているかを1画面で確認できる状態
Saixが社内で使っているマニュアル本棚の画面(ダミーデータ)。外部に頼んで作った資料も、最後はこの形で置き場所を決めて残す

この運用で効いているのは機能の多さより、更新する人が決まっていて、古くなった資料に手が入り続けることのほうです。仕組みの出来より、そこで結果が分かれます。

外部に頼む場合も同じです。納品された資料の置き場所と、更新する人を、契約が始まる前に決めておいてください。

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よくある質問

Q. 社内の資料を生成AIコンサルに渡して情報漏洩しませんか

契約前に秘密保持契約を結び、渡す資料の範囲を先に決めてください。取引先名や金額を伏せた状態でも、業務の流れと課題は十分に伝わります。注意事項を増やすより、渡してよい材料の側をこちらで決めるほうが、実務では確実に守られます。受け取った資料の返却と削除の扱いも、契約書に入れておくと安心です。

Q. 何名くらいの会社から頼む意味がありますか

目安は従業員10名からです。人数より、納品物を受け取って社内で運用する担当を1人決められるかが分かれ目になります。5名の会社でも経営者本人が受け皿に立てるなら機能しますし、100名いても窓口が空席なら会議は情報交換で終わります。人数ではなく席で判断してください。

Q. 生成AIコンサルを使わず、自社だけで進められますか

できます。社内に検証を主導できる人がいて、月に数時間その作業へ充てられるなら、外に頼まず進むほうが速い場面もあります。判断に迷う論点が3つ以上たまっている、または半年以上議論が止まっている場合に、外の目を入れる価値が出ます。まず単発で1回相談し、続ける価値があるか確かめる進め方も現実的です。

まとめ

結論:生成AIコンサルで買っているのは相談の時間ではなく、社内に残る材料です。支援範囲は調べる・決める・作る・教える・回すの5つに分かれ、どこまで頼むかで金額の桁が変わります。

公式サイトを11件開いたところ、納品される成果物を具体的に書いていたのは5件でした。書かれていた成果物は、ロードマップ・指示文の冊子・レポート・社内ルールの4種類にほぼ集約されます。

日々の実務と社内の意思決定は、契約しても外へ出せません。成果を測るときは納品本数や満足度ではなく、特定の人へ集中していた質問の宛先が変わったかを見てください。

継続するかどうかの条件も、契約が始まる前に1文で書いておきます。書けない条件は、達成できたかどうかも判定できません

次の一手は、会社探しではなく納品物の名前を決めることです。3か月後に手元へ残っていてほしい文書を3つ書き出し、その3つを提案依頼書に載せてください。

そのうえで、AIコンサルティングの選び方と費用相場で全体像をつかみ、月額で継続的に相談したいならAI顧問に頼めることと契約の形を確認します。自社に何が必要かの整理から始めたい場合は、無料のAI活用セッションで棚卸しから一緒に進められます。

この記事のまとめ

結論:生成AIコンサルの支援範囲は、契約後に社内へ何が残るかで見分けます。会社名では比べられません。

  • 支援範囲:調べる・決める・作る・教える・回すの5つ。どこまで頼むかで金額の桁が動く
  • 納品物:公式サイト11件のうち成果物を明記していたのは5件。中身はほぼ文書
  • 頼めないこと:日々の実務、社内の意思決定、現場に続けさせる役割
  • 成果の測り方:納品本数や満足度でなく、質問の宛先が変わったかで見る

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この記事を書いた人

株式会社Saix 代表取締役社長/AIマニュアル研究所 監修者・編集責任者

前職リクルートで社内のAI推進と新卒向けマニュアル制作を担当し、「マニュアルがない・古い・読まれない」ことが属人化を生み、組織の成長を止める構造を現場で経験。この課題意識が本メディア「AIマニュアル研究所」の原点。

東証プライム上場企業を含む100社以上のAI導入を支援|延べ4,000名以上にAI研修を実施|YouTube「かいちのAI大学」登録者4.8万人・累計再生270万回超|北の達人コーポレーション、メディアハウスホールディングスなど、上場企業から中小企業まで、AI研修・AI経営顧問・AIマニュアル構築支援を提供|メディア掲載複数(TechTrends、アットリビングなど)

支援先には月1,000時間超の業務削減を実現した企業もある。記事はすべて、Saixの実支援の一次情報、または公開許諾を得た支援先の実例に基づいて制作している。

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