企業の生成AIガイドラインに書く項目|必須7点

企業の生成AIガイドラインに書く項目|必須7点

「これ、AIに入れていいやつでしたっけ」。金曜の夕方、手が止まる。隣の席に聞くと、返ってくるのは「たぶん大丈夫」。根拠はない。聞かれた側も、どこに書いてあるか知らない。翌週から、その人はもう聞きません。面倒な人から順に、黙って使い始めます。

会社が線を引く前に、生成AIだけが先に社内へ広がっていきます。ひな形を探し始めた段階でつまずくのは、たいてい次の3点です。

  • ひな形は見つかったが、自社に要る項目がどれか判断できない
  • 禁止事項ばかり増え、結局どこまで使ってよいのかが読み取れない
  • 書いた内容が現場で守られているか、確かめる手段がない

この記事では、次のことに答えます。

  • 企業の生成AIガイドラインに入れる必須7項目と、抜けたときに起きること
  • 公開資料で埋まる項目と、自社でしか決められない項目の見分け方
  • 国の資料がどこまで使えるか(総務省の掲載ページを実際に開いて確認)
  • 書いた項目を運用へ落とすときの順番

Saix自身、社内マニュアルを70本前後まで増やしながらAIで運用し、社員が使うAIのルールも同じ仕組みの中で整えています。

同時に、外部の企業からAI活用の相談を受ける側でもあります。作り手であり運用者でもある立場から、机上論ではなく手を動かす前提で書きます。

本記事で挙げる公的資料は、各機関の公式ページを実際に開いて版数と公表日を確認しました。第三者のまとめ記事の数字は使っていません。

ここがポイント

ガイドラインの出来は、禁止事項を何個並べたかでは決まりません。分かれ目は、想定外が起きた瞬間に「誰へ・いつまでに言えばよいか」が1行で書いてあるかどうかです。7項目のうち、多くの企業が空欄のまま公開しているのがこの欄になります。

杉田 海地 監修者

株式会社Saix 代表取締役

杉田 海地

東証プライム上場企業含む100社以上のAI導入支援|リクルートでのAI推進・新卒マニュアル制作経験を経て、Webサイト「AIマニュアル研究所」を運営|YouTubeメディア「かいちのAI大学」4.8万人。

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目次

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役割が違う3つの文書|ガイドラインに手順を書くと読まれなくなる

ガイドライン・就業規則・業務マニュアルは役割が違う

生成AIまわりで整える文書は3つあります。混ざったまま1本にすると、どれも読まれません。

  • ガイドライン使ってよい範囲の線引き。どこまでが安全で、どこから相談が要るかを示す
  • 就業規則ルールを破ったときの処分の根拠。労務の文書なので手続きが決まっている
  • 業務マニュアル実際の作業手順。AIで何をどう作るかを書く

この3つのうち、いちばん先に要るのがガイドラインです。処分の話も手順の話も、どこまで使ってよいかが決まっていなければ書けません。

3つを1本にまとめると、更新のたびに全部を開く羽目になります。ツール名が変わっただけで労務の条文まで確認が要る、という状態です。

逆に、ガイドラインへ手順や処分の条文を足していくと、20ページの文書ができ上がります。現場は最初の1ページで閉じます。処分に踏み込む部分は就業規則側に置くのが筋で、その線引きはAI利用を就業規則のどこまで定めるかで整理しています。

ガイドラインに書く項目は7つ|1つ空欄があると現場は使わなくなる

企業の生成AIガイドラインに書く必須7項目

企業の生成AIガイドラインに必要な項目は、次の7つに整理できます。右端の列が、その欄を空けたまま公開したときに実際に起きることです。

項目 決めること 空欄のまま公開すると起きること
①目的と適用範囲 誰に適用するか(正社員・契約社員・業務委託・派遣・内定者) 「自分は対象外」と読む人が必ず出る
②使ってよいAIと契約形態 会社契約か個人契約か、入力内容を学習に使わせない設定か 個人の無料アカウント利用が既成事実になる
③入力してよい情報・いけない情報 自社が扱う情報を、渡せる・渡せないの2列に分ける 線引きが人によって違い、機密が静かに出ていく
④生成物の扱い 事実確認を誰がするか、社外へ出す前に何を確かめるか 誤りを含んだ文章がそのまま取引先へ届く
⑤新しいツールを使うときの窓口 申請先と、返事までの日数 現場が待てずに勝手に使い始める
⑥例外が起きたときの連絡先と初動 誤って入力した・判断に迷ったときの連絡先と期限 報告が遅れ、消せたはずの事故が広がる
⑦見直しの担当と頻度 誰が・何か月ごとに見直すか 1年前のツール名が残り、文書ごと信用されなくなる

7項目は多いように見えますが、埋める分量はA4で2枚に収まります。足りないのは文字数ではなく、決まっていない欄の数です。

①から④までは、多くの会社が社内の議論だけで埋まります。手が止まるのは⑤以降です。この3つは決裁と担当を伴うため、書くこと自体が経営判断になります。

①で見落とされるのは雇用形態です。業務委託のパートナーや派遣社員が対象に入っていない文書は珍しくありません。同じ資料を扱う人が対象外なら、線を引いた意味がなくなります。

②では、契約の種類まで書き分けてください。法人向けのプランには、入力した内容をAI側の学習に使わせない設定が用意されている場合があります。同じサービス名でも、個人の無料版と法人契約では扱いが変わります。

設定の有無は各サービスの公式ページに書かれているため、ツール名だけでなく「どの契約で使うか」まで書いておくと、現場が迷いません。

④は、確認する人を役職で指定します。「必ず事実確認をすること」だけでは、誰も自分の担当だと思いません。社外へ出す文書は課長以上が目を通す、という粒度まで落とすと運用に乗ります。

⑤と⑦には数字を入れます。「速やかに」「適宜」「必要に応じて」は、現場では「後で」と同じ意味になります。申請の返事は3営業日以内、見直しは半年に1回、と書けば守れているかを誰でも判定できます。

窓口は1つに絞ってください。相談先が複数あると、通りやすい相手を選んで聞きに行く動きが生まれます。判断が人によって割れた時点で、文書は基準として機能しなくなります。

⑦の担当は、部署名ではなく個人名で決めます。部署名で書いた担当は、異動のたびに持ち主が消えます。③と⑥は、次の2つの章でまるごと扱います。

草案がすでに手元にある場合は、7項目の抜けをAIに点検させると早く進みます。下のプロンプト(AIへの指示文。「こう答えてほしい」と伝える文章のこと)を使ってください。

以下は当社の生成AI利用ガイドラインの草案です。
次の7項目について、記載の有無と不足を点検してください。

【点検する7項目】
1 目的と適用範囲(雇用形態ごとの対象)
2 使ってよいAIと契約形態
3 入力してよい情報・いけない情報
4 生成物の確認手順と責任者
5 新しいツールを使うときの申請窓口
6 例外が起きたときの連絡先と初動
7 見直しの担当者と頻度

【出力の形式】
・項目ごとに「記載あり/不十分/記載なし」で判定する
・不十分と判定した理由を1行で書く
・自社で決めるしかない箇所は「要経営判断」と書き、内容は埋めない

【草案】
(ここに貼り付け)

「要経営判断」と返ってきた箇所が、そのまま経営会議の議題になります。AIに埋めさせると、それらしい文章で空欄が隠れてしまいます。

7項目を条文の形に落とす作業は、そのまま使える雛形つきの作り方で扱っています。この記事は項目の設計、そちらは文面の見本という分担です。

ここまでの内容を自社に当てはめると、年間どれくらいの経費が減るのか。会社のURLを入れるだけで、その場で試算できます。

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抜けやすいのは例外時の連絡先|被害の大きさはここで決まる

例外時の連絡先が空欄だと報告が遅れて被害が広がる

7項目のうち、空欄のまま公開されがちなのが⑥です。禁止事項は、書けば守られるように見えます。実際の事故は、書いた線の外側で起きます。

手順や禁止事項は、先輩の仕事を見ていれば真似できます。書かれていない限り誰も気づけないのは、想定外が来たときに誰へ言うかのほうです。

訪問介護の事業所で、利用者の名前が入った申し送りを、そのままAIに要約させてしまった担当者がいたとします。気づいたのは翌朝でした。

誰に言えばいいか分からず、その日は黙っていた。1週間後に別の経路で発覚すると、話は処分から始まります。被害の大きさを決めるのは、入力してしまった事実ではなく報告までの時間です。

⑥に書くのは3つだけです。連絡先を部署名ではなく1つの窓口にすること。期限を「気づいたその日のうち」と切ること。そして、報告した人を責めないと明記することです。

窓口を1つにするのは、相談先を減らすためではありません。報告が来たときに、毎回同じ判断で処理されるようにするためです。

期限を切る効果も大きいところです。日付が入ると、報告は「言いにくい相談」から「決まった手続き」に変わります。

3つ目を軽く見ないでください。責められるかどうかが分からない状態で、人は自分から手を挙げません。「速やかに報告すること」とだけ書かれた文書は、報告されないまま運用されます。

金属加工の現場を持つ製造業でも、似た形の相談があります。取引先から預かった図面の一部を貼り、寸法の確認をAIにさせた作業者がいた、という話です。

ルールには禁止と書いてありました。連絡先は書いてありませんでした。禁止事項だけを増やした文書は、破られた瞬間に何の役にも立ちません。

見落としがちな視点

ガイドラインで最も重要なのは、禁止事項を網羅することではありません。例外が起きたときの判断基準と連絡先です。手順どおりに進む日は、そもそも誰も文書を開きません。人が開くのは迷った瞬間だけで、その瞬間に答えが書いていなければ、その文書は無かったのと同じ扱いになります。

⑥が埋まると、ほかの項目の書き方も変わります。禁止の一覧を長くするより、迷ったときに戻る場所を1つ作るほうが、現場では機能します。

入力してよい情報の線引き|公開されている資料では埋まらない唯一の項目

公的資料で埋まる範囲と自社でしか決められない範囲

7項目のうち、公開資料をそのまま流用できないものが1つあります。③の入力してよい情報・いけない情報です。

実際に総務省の掲載ページを開いて確認したところ、総務省と経済産業省の「AI事業者ガイドライン」は第1.2版が最新で、2026年3月31日に公表されていました。本編と別紙のほか、チェックリストとワークシートも別紙として公開されています。

ただし、この資料が示すのは事業者として何を検討すべきかという枠組みです。「自社ではどの情報を渡してはいけないか」の一覧は、国の資料には入っていません。

個人情報保護委員会も、2023年6月2日付で「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」を公表しています。個人情報の扱いは、生成AIを使う場面でも個人情報保護法の枠内で考えることになります。

一般社団法人日本ディープラーニング協会は、『生成AIの利用ガイドライン』第1.1版(2023年10月6日公開)とそのひな形を無料で配布しています。骨格をここから借りるのは合理的な進め方です。

※本記事で挙げた公的資料・団体資料の版数と公表日は、2026年8月時点で各機関の公式サイトに掲載されている表記にもとづきます。改定される場合があるため、検討時は必ず公式サイトで最新の版をご確認ください。

それでも③だけは埋まりません。訪問介護なら利用者の状態、人材紹介なら応募者の職歴と年収、製造業なら取引先から預かった図面。業種の外からは出てこない情報ばかりです。

③を埋める最短の方法は、条文を考えることではありません。過去3か月に社外とやりとりしたファイルを10件並べ、渡せる・渡せないの2列に分ける作業です。

具体名で並べると、線は自然に引けます。「機密情報」という言葉のままでは、現場は判断できません。10件のうち迷ったものだけを経営会議に持ち込めば、決まるまでの時間も短くなります。

10件のうち9件は、その場で振り分けられます。時間がかかるのは残りの1件で、そこにその会社らしい判断が出ます。決まった線は、抽象語に直さず具体名のまま文書へ載せてください。

Saixの実物|条文で禁止する前に、渡せる資料の側を絞っている

部署ごとに見える資料を分け、AIの回答にも同じ制限を通している社内マニュアルポータルの画面イメージ(ダミーデータ)
資料ごとに公開部署を指定でき、対象外の部署からは資料の存在ごと見えなくなる(画面は実データではなくデモ)

Saixでは、社内マニュアルを70本前後まで増やしながら、社内向けのAIヘルプデスク(マニュアルの中身に答える社内チャット窓口)と一緒に運用しています。

③と⑥は、条文だけでなく仕組みの側にも置いています。入力してほしくない情報は、そもそもAIが読みに行ける場所へ置かない、という考え方です。

資料は部署単位で見える範囲を分け、コンサルティング・営業・マーケティング・人事経理・全社の5区分にしています。AIの回答にも同じ制限を通すため、他部署限定の資料が回答経由で出ることはありません。

案件の情報は、金額と顧客名をデータとして持たせていません。目的・次の作業・完了条件だけを記録し、登場人物は役割の呼び方に置き換えています。黒塗りではなく、最初から存在しない形にしてあります。

①の適用範囲は、社員も業務委託のパートナーも同じ扱いにしています。同じ資料を見る人を、契約の形で分けても意味がないためです。

⑤の申請窓口も同じ考え方で運用しています。新しいAIを試したいときは、まず1人だけが使い、判断できる材料がそろってから広げる形です。

AIの利用料にも線を引いています。月3,000円の上限に達すると自動で止まる設定にしてあるため、使いすぎを心配して管理者が張り付く必要がありません。

閲覧の画面そのものにも制限をかけています。資料の本文に不審な記述が紛れ込んでも、そこで何かが動くことはありません。

効果を数字で示すことはできません。変わったのは、探す時間が「人に聞く」から「AIに聞く」へ置き換わったことです。ルールを守らせる相手が、人の注意力から仕組みに移りました。

ガイドラインを配るところで止めると、この状態には届きません。条文で③を書いたら、同じ内容を仕組み側にも1つ落とす。この二段構えが、読まれない文書を防ぐ近道です。

自社の場合はいくらになるのか、この機会に出してみてください。削減できる時間と金額を、業務ごとに算出します。

以下の画像の「無料で試算する」をクリックして、AIで浮く金額を先に確認してください。

AI導入コスト削減シミュレーター 年間の削減額が3分でわかる

※ 画像の金額は表示例です。実際の試算額は入力内容によって変わります。

よくある失敗4つ|最も多いのは項目を増やしすぎて読まれないこと

ガイドラインづくりでよくある失敗4パターン

原因1:禁止事項を増やしすぎて、現場が最初の1ページで閉じる

不安な項目を足していくと、文書は簡単に20ページを超えます。読まれない文書は、存在しない文書と同じ扱いになります。7項目をA4で2枚に収め、詳細は別紙へ回してください。

2枚に収まらないなら、7項目のどれかに作業手順が混ざっています。手順は業務マニュアル側へ移してください。

原因2:適用範囲が正社員だけで、業務委託と派遣が抜け落ちる

同じ資料を扱う人が対象外になっていると、線を引いた意味がなくなります。契約書の秘密保持の条項とセットで、AI利用の範囲も渡しておく形が確実です。

会社のアカウントを渡せない立場の人には、代わりに何を使ってよいかまで書いてください。使える手段を示さない禁止は、隠れて使う動機になります。

原因3:見直しの担当が決まっておらず、1年前のツール名が残る

生成AIのサービス名と料金は数か月で変わります。更新されない文書は、現場から「守らなくてよいもの」と判断されます。見直すのは②と③の2項目だけで足ります。

見直す月をカレンダーへ先に入れておくと、担当者が代わっても続きます。半年に1回、30分の予定で足ります。

原因4:違反時の扱いを書いたのに、就業規則とつながっていない

ガイドラインに処分を書いても、労務の手続きとして成立するとは限りません。処分に踏み込む部分の接続は、AIと就業規則の関係で整理しています。

4つに共通するのは、決めきらないまま公開してしまうことです。7項目のうち今日決められるものだけでも、先に確定させてください。残りは運用しながら足しても間に合います。

無料相談

7項目のうち、自社で決めるべき欄はどこか

草案は書けたものの、業種や規模に合っているか判断がつかない、という段階の方向けに、オンラインの無料AI活用セッション(60分)を行っています。項目の埋め方から社内での運用の落とし方まで、その場でご相談いただけます。

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よくある質問

Q. 会社が契約していないAIを社員が個人で使っている場合、ガイドラインで止められますか

禁止を書くだけでは止まりません。報告されないまま利用が続き、実態が見えなくなります。先に会社契約のアカウントを用意し、そちらなら申請不要と決めるほうが早く収まります。個人契約での利用は、申請すれば認める形にすると実態を把握できます。使ってよい環境を配れば、隠す理由そのものが消え、相談も戻ってきます。

Q. 従業員が数十名の会社でも7項目すべて必要ですか

7項目とも必要ですが、同時に埋める必要はありません。③入力してよい情報と⑥例外時の連絡先の2つを先に決めれば、当面の事故はほぼ防げます。この2項目だけならA4半ページに収まり、配り方は全社宛のメール本文でも構いません。残り5項目は、運用しながら足しても間に合います。文書の厚さと安全性は比例しません。

Q. ガイドラインは自社だけで作れますか

草案までは自社で作れます。公開されているひな形を骨格に使い、③と⑥を自社の言葉で埋める作業は社内だけで完結します。外部の専門家に頼む場合でも、この2項目の素材は社内で用意することになります。ただし処分に踏み込む部分は就業規則との整合が必要なため、最終確認は社会保険労務士か弁護士に依頼すると安全です。

まとめ

企業の生成AIガイドラインは、条文の美しさで評価されるものではありません。7項目のうち何個が空欄でないかで、現場での使われ方が決まります。目的と適用範囲、使ってよいAIと契約形態、入力してよい情報、生成物の扱い、申請窓口、例外時の連絡先、見直しの担当。この7つです。

公開資料で埋まるのは骨格までです。③入力してよい情報と⑥例外が起きたときの連絡先は、自社の現場からしか出てきません。ひな形をそのまま配ると、この2つが空欄のまま社内へ広がります。

項目を増やすほど良い文書になる、という考え方は捨ててください。分量ではなく、埋まっていない欄をゼロに近づけるほうが先です。

書いた内容は、条文だけで終わらせず仕組み側にも1つ落としてください。渡せる資料の範囲を先に絞れば、人の注意力に頼らずに済みます。ルールが破れるのは、決まって忙しい日です。

次の一手として、7項目を条文の形に落とす作業はそのまま使える雛形つきの作り方にまとめています。ルールと社内マニュアルをまとめて設計し直したい場合は、AIマニュアル構築支援の案内も選択肢になります。

この記事のまとめ

結論:企業の生成AIガイドラインは7項目で足ります。埋まっていない欄の数が、そのまま現場での使われ方を決めます。

  • 書く項目:目的と適用範囲・使ってよいAIと契約形態・入力してよい情報・生成物の扱い・申請窓口・例外時の連絡先・見直しの担当
  • 抜けやすい欄:例外が起きたときの連絡先と初動。報告までの時間が被害の大きさを決める
  • 自社でしか決まらない欄:入力してよい情報。過去3か月のファイル10件を2列に分けると早い
  • 運用のコツ:条文を書いたら、同じ内容を仕組み側にも落とす

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この記事を書いた人

株式会社Saix 代表取締役社長/AIマニュアル研究所 監修者・編集責任者

前職リクルートで社内のAI推進と新卒向けマニュアル制作を担当し、「マニュアルがない・古い・読まれない」ことが属人化を生み、組織の成長を止める構造を現場で経験。この課題意識が本メディア「AIマニュアル研究所」の原点。

東証プライム上場企業を含む100社以上のAI導入を支援|延べ4,000名以上にAI研修を実施|YouTube「かいちのAI大学」登録者4.8万人・累計再生270万回超|北の達人コーポレーション、メディアハウスホールディングスなど、上場企業から中小企業まで、AI研修・AI経営顧問・AIマニュアル構築支援を提供|メディア掲載複数(TechTrends、アットリビングなど)

支援先には月1,000時間超の業務削減を実現した企業もある。記事はすべて、Saixの実支援の一次情報、または公開許諾を得た支援先の実例に基づいて制作している。

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